種族 |
セーブ屋(人工生命) |
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性別 |
無性 |
若干のネタバレ情報が含まれておりますので一応ご注意ください。
セーブ屋という種族について
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小柄な身体に虫のような翅、長い耳といわゆる妖精のような特徴を持つ。
俗にセーブ妖精などと呼ばれることがあり、本人もそう自称することはあるが、正確ではない。
厳密には妖精ではなく、それを模して作られた、膨大な容量を持つセーブデータを処理するための人工生命である。
すべて雌雄はなく、成熟しても子供のような体躯であるのは、ユーザーに無用な威圧感を与えないためとされる。
ラベンダーのような体臭を持つが、これはロード時に意識が混濁・混乱してしまったユーザーを落ち着かせるため。
人間に奉仕するために生み出された生命であるため、人間に無条件に好意を抱くよう条件付けされている。
セーブについてありがちな質問
Q.セーブの対価は?
A.『いい感じの昼食一回分の金銭』もしくは『いい感じのアイテム』です。
後者についてはよっぽどガラクタでなければだいたい受け取る気がします。
このことはなんとなく知っていても構いません。
Q.セーブに本当にデメリットはない?
A.ありません。セーブしたからと言って魂が掌握されたり
勝手にロードされたりパラメータをいじられたりはしません。
もちろん胡散臭いスコラシュヴァーティルがPCの信頼を勝ち取れるとは限りませんし、
セーブの概念自体がPCの主義に反することもあろうかと思います。
そのような形で忌避して頂くのは自然な話であり、問題ありません。
Q.物語で『強制ロード』というセーブ者の召喚めいた概念が登場しましたが
A.セーブ者との合意の上での契約で成り立っているシステムです(PC相手には基本行いません)
Q.ロールを追っていたら、セーブデータ改竄された勇者がいるらしいことを知りました
A.やはりセーブ者との合意がなければ、そのようなことは行なえません。
Q.でもやっぱ怪しい
A.PCレベルで疑っていただく分には問題ありません。
ただ、PLを騙したり不利益を発生させたり、ロールを強制しようなどという意図はありません。
ご了承くださいませ。
セーブ細則(読まなくとも良い)
赤字は積極的に明かされることのない情報。
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- 状況を記録し、任意に戻ることができるような処置を施すことをセーブと呼称する。
- 行ったセーブを読み込み、状況を巻き戻すことをロードと呼称する。
- セーブ行為は基本的にセーブ屋以外の存在には行うことができない。
- セーブ屋は自身や別のセーブ屋をセーブすることは出来ない(しても意味がない)。
- セーブデータは基本形を取らないが、ユーザーによって何かしらの物質のように振る舞うこともある。
- セーブデータにセーブ屋が何らかの介入を行うことによってユーザーに悪影響を及ぼすことは禁忌とされている。
- セーブデータを別の個人がロードすることはできない。
- セーブ屋がユーザーの許可なくロードすることも基本的に不可能だが、例外はある。
- セーブデータは常にユーザーが任意に破棄することが可能。
- ロードの仕方は、セーブが行われた時点でなんとなく理解できる。
- 『真にロードを使うべき状況』が訪れるまでは、わからないこともある。
- 死を迎えてからもロードすることは可能。これを死に戻りと呼ぶ。
- 死に戻りは最も多く使われるロードであるが、通常のロードよりも精神的負荷が大きいという報告あり。
- ロードを行う場合、本人の状況のみ巻き戻るか、世界の時間ごと巻き戻るかはユーザーの認識に依る。
- ロードがどれぐらい完全に行えるかは、個人差がある。
- 何らかの理由で、ロードが行えないことがある。代表的な理由としては下記に挙げられる。
- ロードを行える正常な思考や精神にない。『心が折れた』
- ロードを繰り返すことに依る、ユーザーの存在や精神力の摩耗。
- 経年によるデータの劣化や破損。
- ユーザー本人によるセーブの破棄。
- セーブデータが物理的に破壊された場合。
- (《名も無き死者の王》などのセーブデータ干渉能力者による妨害がある。)
- ロード可能回数は理論上は無限だが、やはり個人差あり。
- セーブ屋が死亡、あるいはセーブ能力を何かの理由で喪失した場合新規のセーブデータは作れなくなるが、ロードはセーブデータが生きている限り可能。
- ユーザーが死亡して、ある程度長いスパンの時間を置いて死に戻ることは可能。
- (その際の意識は《猶予の領域》と呼ばれる領域に留まるが、誰もそのことを覚えていない。)
- 死体の状態が悪くなると、巻き戻りのイメージが難しくなることからロードも難しくなる。
- あまりそれを試す者がいないので、サンプルは少なく細かいことは不明。
- 以上の記述のすべてには例外がある。
- 別の次元では、もっと別のセーブシステムが確立されている可能性もある。
- 色々書いてはあるものの、ロールに使いやすいように各個人で解釈していただきたいと思います。
関連登場人物
要はサブキャラです。七股の勇者以外は普通の方法ではコンタクトできません。